久々に最近のコーディネイトや嫁いでいった取り合わせを紹介させていただきます。
まずは辻ヶ花訪問着と飛び柄辻ヶ花の付け下げ。
帯は「彩色袋帯」と名付けた全通の染め袋帯です。
こちらは辻ヶ花の小紋柄を織りだした生地を作り、ディープブルー暈しでまとめてみました。
新作の「波動」というタイトルのゆらぎを表現したぼかしの小紋。
音楽テーマの小紋と絞りで辻ヶ花調「蝶」をターメリック(鬱金)色の地色に舞わせたコーディネイトコーディネイト。
彩色袋帯の真骨頂。
淡い彩色を楽しんでいただきたく思います。
当工房では強いコントラストの色使いとともに、本当に消え入るような取り合わせの微妙な彩色の作品を提案しています。
例えばこんな動画をご覧いただけますか。ちょっと長いですが、後半の何十色かの識別を試していただくと色の面白さを感じることができると思います。
選ばれた、感覚の鋭いおしゃれな方にこそ、「違い」というものをご理解いただきたく思うのです。
さらに「色弱」と言われる、男性では20人に一人くらいに現れる現象がありますが、
その方達に見え方の補正を提供するこんなアプリや眼鏡があり、健常者と言われる人々もその世界を体験することで、理解を深めたりもできるという素晴らしい発明です。
デザインに携わる人間はこういうアプリで、例えば道路標識などの(健常者ではわからないような)危険性の修正ができるといいます。
ソメリエの製作の「秘密」めいたことを告白しますと、昔からこのような限定された見え方による世界観をヒントに、配色の組み立てをすることがありました。
限定されたゾーンの禁欲的な配色に衝撃を受けたわけです。
(もしこのことを「色弱」の方達への配慮を欠いた事と受け取られる方がいらしたら残念ですが、一応安易な気持ちではないことを弁明しておきます。)
さてお知らせです。
2015年5月、日本橋三井ホールにて行われた「わーと日本橋」イベント。
今年2年ぶりに4月29日から5月7日までの九日間、パワーアップした形で行われるのですが、シルクギャラリーも参加いたします。お楽しみに。
詳細、決まり次第お知らせいたします。
では、ごきげんよう。
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