2015年11月23日月曜日

シリア


                                



初めて北海道で展示会を行いました。
行きは成田からビーチ。 なんと5000円、帰りのANAは3倍以上。
スカイマークが頓挫してしまい、この先大手だけで寡占化が進むと利便性は良くならないかもしれませんが、安全面との兼ね合いで一体いくら位が適正なのか、
気をもむところです。




さて、先頭の写真は数日前のシリアへの爆撃の様子だと。
この物体が直後に引き起こす有様をどういう心持ちで見ても良いのか、恐ろしくて書くことができません。

シリアプレスという媒体の発信ですが、極東の地で呑気に暮らしている我々からしたら、気がふれてしまうような世界です。
今回の飛行機でもそれなりのセキュリティチェックはありましたが、彼の国々の切実さからしたら、儀式みたいなものでしょう。
千歳空港は軍用でもありますので、旅客機以外の爆音が神経を余計に逆立てます。こんな爆音とともに突如襲ってきて一瞬にして生を分断する兵器。
どんどん進化して、そしてその性能を「試し」たくなる現場。
発射する側は、ほとんど安全圏にいてゲーム感覚。

「報復」以外の選択は全くのゼロだったのか。
「世界秩序はナチスを絶対的な悪と認定することで成り立っている」と言います。 「ISIS」も恐らくそうなのでしょう。
ナチスは明らかに戦争を準備して、ロシアを最終目標にした領土拡大を目論んでいたようですから、恐らく対する国は話し合いの余地などゼロだったのでしょう。
この度のことも恐らくそれに近いことなのでしょうか。

しかし犠牲になるのは、普通の住民、そして若い兵士たちです。
以下のように南スーダン始めアフリカの紛争国では子供兵が増大していると。
物心つかないうちに戦闘に駆り立てられてしまった彼らの心のケアは並大抵のことではないと言います。





いつの間にやら1914年の第一次世界大戦から100年が経ったというのに、人間は(というより、ひょっとすると男が支配する世界は)全くもって愚かさから進歩していないのでないかとすら思えます。

100年前に登場した「潜水艦」の内部です。
全くシュールで笑ってしまいます。 そこからどんどん進化して、とんでもなく高性能な原子力潜水艦が恐怖のバランスを組み立てています。


故開高健がベトナム戦争に記者として従軍し、絶望して表した「輝ける闇」などの小説では、「血が流されるしか道はないのか」というようなことが書かれています。
血は流されても流されても、まだなお「闇」のままであるとしか言えないでしょう。


ではまた。





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