2019年8月19日月曜日

2019 夏

 山の工房は夏真っ盛りです。昼間は暑くて外での作業などとても出来ないのですが、陽が陰ると過ごしやすいです。ただし湿度は高くて軽井沢とは違います。





こちらは廃屋を改造した「濃い色専用」の染め場。


こちらは薄い色を染めるうなぎの寝床。


さてさて、猿どもの悪行はとどまるところを知らず、もうついに今年は全てを投げ出そうかと思ったのですが、それでもと思い10mほどの「鶏小屋」みたいなのを作りまして、鳥避けネットを張り巡らしたところ、どうにか無事育っています。
しかし月に一度も訪れられなかったので、ズッキーニ以外は殆ど全滅。
子育てと一緒、手をかけないと駄目ですね。








山での必需品、生命線は「懐中電灯」、もういくつも使ってきましたが、時間がないので畑を深夜いたす、なんてことをする時両手を使えるようにするためにはヘッドランプが便利。
下のはアマゾンなどで溢れている1000円ちょっととかの中国製「パチモン」。
どうしてわたくしは懲りないのか??
今度こそはと恐る恐る購入してしまうのですが、まぁ何とかなるのもないわけではないのですが、これが「肝心な時」に点灯しない!!
 一番下の青い充電電池などが使われているのですが、これが不良だったり発熱したり、しかし一番あるのが、部品間の接触不良、そしてコンデンサーの死亡事故。
LEDライトは10年物とか言いますが、あちら製のは電球というより「回路」が持たないのが多くて、(家電業界で)密かな大問題になっているそう。

ライトは命に関わることもある大事な物。
100%の信頼がないと使ってはいけないのですね。

二番目は正規品、5倍以上の値段ですが、信頼感使用感共に別世界。

反省しなくては。

Wish   とか AliExpressとか とかびっくりワールドは楽しいのだけど・・・





ではまた




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私成瀬 優は「染め」のソムリエ「ソメリエ」を僭称する染色家です。
2009年6月、東京新宿の高層ビル群の西側の地にアトリエ兼展示スペース「シルクギャラリー新宿工房」をオープンさせました。1995年から自分で作り続けている、東京の西の果て桧原村の工房と合わせフル回転で制作していきます。

染色の世界に踏み込んで40年、仕事のことを中心にアピールしてみたいと思います。
興味を持っていただけた方は下記のHPから連絡いただければ幸いです。




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旧ホームページです。
http://silkgallery.silk.to





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2019年6月12日水曜日

東京キモノショー2019

 今年も「東京キモノショー」にお越しいただきありがとうございました。「キモノサローネ」、「わーと日本橋」と名称は変わってきましたが、今回で5回目の参加。このCOREDOの三井ホールで開催されるキモノイベントはこれで最後かもしれません。
来年はいよいよオリンピックですし、会場の都合も難しくなるかもしれませんので。

わたくし染めのソムリエ=「ソメリエ」、この秋で弟子入り40年、独立してからも30年の年月が過ぎ去りました。来月で65歳ということにもなりまして、世間で言いますとそろそろ引退の潮時。  とんでもございません、25歳で脱サラして飛び込んだ「若気の至り」のこの世界。 カタギの皆様とは違い、「元をとる」のにまだまだ時間が必要でございます。
先輩方々も心がけ次第で80代90代で現役の方もいらっしゃいます。
レッドカードならともかく、イエローカードくらいではすっこむつもりもございません。
ミック・ジャガーみたいに73歳で8人目の子供を作るなんて芸当は出来かねるけれど。

ここ三井ホールは天井高7メートル。 このブルーのタペストリーは主力は8~10メートル、かぐや姫が舞うのは15メートル。  横型タイプの「ノアの箱舟」は25メートル。
まずはこれらが躍動できる場所を見つけたく思います。

そして可能な限り山籠りして「新しいこと」を考えていきたいと。

では皆様、しばしのお別れを。
















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2019年4月24日水曜日

東京キモノショー


真冬の時期に始まった展示会ツアーもようやく一区切り。
季節はいつの間にか、初夏を思わせる日もあるということになっていました。
通常の仕事と、近年の連休中の「東京キモノショー」の為の染めを並行するというのが、超ハードスケジュール。

東京キモノショー
受付でわたしを呼び出していただいても結構です。




ふきのとうに始まり、タラの芽、土筆、筍などもスルー。
畑の仕込みも出来そうにありません。
以前は夜中に(炭鉱夫みたいに)ヘッドランプで照らしながら、なんてこともしていたのですが、様々な作業が押し寄せてきていてそれすら難しくなって・・・。
加えて猿どもの悪さの修繕もしなくてはいけなくなったりして。
動物たちのひどすぎる仕業に、皆生きていく意欲が減退し、放棄してしまうというのもわかります。  一息ついたら、(対策はないのですが)それでももう少しなんとかしようと思います。

冬の間はツラーーい修行だった水洗いも、なんだかルンルンです。
染めた後フィックス処理したのち、余分な染料や汚れを洗い流しているところです。
ソメリエに60数年「染めついた」浮世の毒と言いますか、澱の如きものもついでに洗い流せると良いのですが・・・。
山は常に湿度が高くて、完全な乾燥というのは中々ないのですが、夏場前のこの季節は、いい仕上がりになります。 大気の水分を感じたり微妙な風を体感したり。




鯨の帯がお嫁入りしました。
生地の地紋も、大海原をイメージしたのを作りまして。


長年の友人が北鎌倉にギャラリーを持ちました。
ギャラリーえにし
54人のアーティストが、10cmx10 cmx10 cmに収まる作品をお見せするという展示会を開催します。
大変静かで素敵な空間です。
宜しかったら覗いてみてください。
残念ながら東京キモノショーと重なるのでわたしは三井ホールなのですが。




では三井ホールにてお待ちしております。




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2019年2月20日水曜日

2019 東京キモノショーへ向けて

展示会ツアーのど真ん中です。
帰京すると次の準備と共に、 昨秋から進めている「2019東京キモノショー」のための作品作りもしていかなくてはいけません。 上は2018のものです。今年もディープブルーテーマの新作に格闘しておりますので、また五月に発表させていただきます。
 北アルプスです。 今年は雪が少なくてちょっと迫力に欠けますか?

ここしばらくのコーディネートを載せさせていただきます。













一月に何年振りかで風邪をひいて二日ダウンしました。
インフルエンザA型というやつらしく、熱もあまりないのに鼻水、咳とけだるさで一週間以上ぼぉーっとしてました。
極寒ゾーンは抜けたようです。 春はもうそこ。





ではまた。
ごきげんよう。



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