3.10 本日も工房にて作業中です。
「藤の花」が全面に流れ落ちるような訪問着の三部作を作っています。すでに去年の初秋から取りかかり、漸く明後日ひとつ完成。
どうなることやら・・・・・。
さて、今日と明日は特別な佇まいの日。
「染め」と言いますか、「物作り」と言いますか、ノーテンキに一心不乱にやっていますと、それはそれは浮き世を忘れてしまうくらい楽しいこともあるのですが、そう言っていられるのも、「あした」という世界を疑わないからこそ。
ちょっと正気になってしまうと情報の洪水の中で、「直感」
だけではどうにもならぬ世界がばっくりと口をあけているような気がいたします。
惑ろっこしく書きましたが、ウェブの進化はめまぐるしく、最近では「キュレーションサービス」なんてのが発達して、こちらの足跡やら気配を察しまくってこんなことをしてくれます。 たとえば
http://gunosy.com
これは一年ほど前、東大大学院所属の三人の方が立ち上げたもの。こんな感じです。
http://engineer.typemag.jp/article/gunosy
ソメリエがちょっとでも原発やら福島の記事を閲覧しようものなら、翌朝にはずらーっとそれに関連した記事を並べて紹介してくれちゃってます。
で、そんななかの一つがこれ。
一応取捨選択した中で「良質」と感じられるものですので、
よろしかったら読んで、混乱してみてください。
http://d.hatena.ne.jp/masa_cbl/20130308/1362762011
さてソメリエのパソコン、iMac、1998年登場の初代おむすび以来三代目なのですが、それがハードワークが祟ったのか寿命なのか、暮れから不調でアップルのサポートで何度もお世話になり修復を試みてきたのですが、ついにハードディスクの交換ということにならざるを得ませんでした。
パソコンが仕事の根幹と言う方だとバックアップにもう一台用意するのは常識らしいですが、ソメリエは基本作業はチョーアナログなのでそこまでしなくてもと「油断」していたのでした。バックアップ外付けHDDも一台だけで。
本当に大変な目に会いました。
通常レベルを超えてサポートしてくださったアップルのサポートの方には本当に感謝すると共に「バックアップ」の重要性が身に沁みたのでした。
問題の規模は違いすぎるのですが、上記の「原発」を巡る様々な立場の中で、いずれにせよ「バックアップ」に関してはどんなに用心してもしすぎることはない事は骨身に沁みたのでした。
最後にひとつ、もう何年も心に引っかかっていて、ディスプレイの隅に貼付けておいたクリップを、(今回のハードディスク昇天で飛んでいってしまったのですが、復活させて)ひとつ紹介させていただきます。
1945年の今日、東京はアメリカ軍の焼夷弾の雨に打たれ、広島242437人、長崎137339人と言われる死者に匹敵する死体の山になったそうなのです。
http://www.japanairraids.org/?page_id=671
長々とお読みいただきありがとうございました。
こちら辻が花のブログ