本当に全く曇りの時間がないという「ピーカン」の日がついに一度もないこの春夏秋でした。
常に雨のことを心配しなければいけないという、「滝ぼかし」を外で染め作業する身としてはなんとも辛いシーズン。
この右手の細長い全長14メートルの染め場は雨の心配はないのですが、ここで「薄い」色の反物を染めています。
今回作業していると屋根上が何ともドカドカとうるさい。
鳥にしては大きすぎる音なので、外に出てみると何と、猿どもが踊り狂っているかのように無法地帯になっているではありませんか。
以前からこの屋根をトイレがわりに使って、証拠を点々と残してくれていたのですが、現場に遭遇したのは初めて。
本日は今年としてはよく晴れた日だったので奴らも気分良く出てきたのでしょう。
しかしせっかく作っている野菜をおもちゃにして痛めつけるので、シャレにならない怒りが。
ごらんの鉄柵は外側斜めに張り出したように作った「猪」対策のものですが、猿にはこれは通用いたしません。
「ブラブラ柵」を作らなくてはいけません、100メートルにわたって。しかし今のソメリエにはそんな時間がなくて・・・・。
画面中央が今まさに逃走せんと、柵を乗り越える犯人です。
アップ画像が下です。
さて、新柄の辻ヶ花の帯です。この組み合わせでお求めいただきました。
全く同じものは二つと作らないようにしている当工房です
が、「ディープブルー」シリーズの振袖はおかげさまで大変好評で、様々なマイナーチェンジに挑戦して、いろいろなディープブルーファミリーを生み出しています。
今回の新作の辻ヶ花バージョンのこの振袖も、先日無事嫁いで行ってくれました。
新作のクリムトの織り帯とのセットで。
慌ただしい年の瀬、どうぞお体大切に。
ごきげんよう。
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