新作の「縄文」模様をテーマにした帯です。早速嫁がれていきました。
通常の紋意匠織に加え、黒糸で模様が浮き出るようにデザインし、三重組織に織ってもらいました。今年はこの生地も含め新たに数種類の地紋を開発しました。
臈纈染の技法で地の色が半分かぶさるように、というようなイメージで染めていきます。
縄文という、まことに魅力的な時代から沸き起こるイメージを更に展開していきたいと思います。
下は44インチ幅(110センチ)のシフォン生地のストールを染めているところです。
奥行きは14メートルありますが、猫の額ほどの山の斜面を切り開いたところに作った染め場ですので、大きな生地を染めるのは辛いものがあります。
そして濃い色を一度でも使うと、染料の微粒子がいつまでたっても空中を彷徨い、次に薄い色を染めた時に汚染してしまいます。 というわけで、濃い色を染める染め場を新たに作ることに。
と言ってもただいま時間が全くなく、仕方なく敷地内の廃屋を簡易的に改造して
急場をしのぐことに。
外で染めたり、木に吊るしたり、全く彷徨える染色家。
体育館のような広いアトリエが欲しい。
当たり前ですが、そんな呑気なことを言って後30年は染めていこうなんて不埒なことを言えるのは、「平和」の地に生を営めるからこそ。
この国の地政学的なポジションから言えば、おそらくわたくしが生きている間くらいは、なんとかなるでしょうが、それとてもわかりません。
今ヨーロッパは、第二次世界大戦以来最大のメンタル危機に入りだしたと言います。ものすごく不安定な社会情勢だということ。
このような場で書き散らすような事ではありませんが、「ISIS」がその恐怖支配のために使う覚醒剤、麻薬などの事を日本のマスコミは全く扱わないという事ですが、今年それを「移動」させていた某国王子の逮捕がきっかけでパリの報復テロが引き起こされたそうな。 そしてロシアのプーチンがG20の国の中にISIS支援国が存在するという衝撃の演説がありました。サウ・・なんとかという国の。
日本ではどうしてもアメリカ寄りの報道が多く、どちらかというとロシアは悪役イメージですが、ここしばらくの情勢は、ロシアのいう事の方が真実のような気がします。 全くの素人の戯言ですが・・・・。
その危機の中、持ち帰りが8パーだの外食が10パーだの、本当に取るに足らない間抜けなやり取りをして、なんということか。(決してこの分野に関わる方々の苦労を揶揄するものではありませんが)
個人にばら撒かれる数千円の金などたかが知れたこと。
どうしたら、これからの老人ばかりの国を生き延びられる仕組みを構築できるか。 そのための有用な「金」なら皆んな出しますって。
クラスの中でたった一人、会社の中でたった一人、あるいは町内会でたった一人の極端に不安定な存在が、その他の「安定」を脅かしてしまいます。
その存在を排除したり、抑圧したりする以外に可能な「北風と太陽」のような手立てはあり得るのでしょうか。
今年も幕引きに向かっています。
一年のサイクルが早すぎてギブアップ。
わたくしは一年をオリンピックと同じ365日X4の1500日くらいにしてしまいたい。
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