2012年6月16日土曜日

手まりの帯と金星と

金環日食、部分月食そして金星の太陽様御前土足で通過という天文イベントが過ぎ去りました。
いずれもショーとしてはまあまあ派手でしたが、単なる位置関係による見え方の偶然ですから、何事かが変わるわけでもありません。2117年にまた起こると言われたって、そんなもんかいなというくらいしかありませんね。
天文計算の精度はすさまじいもので、皆既日食と今回のような金星の日面通過が同時に起こるのが15232年4月5日、そして水星と金星が同時に太陽の前を通過するのが、一番早くて69163年7月26日で、それを見逃すとお次ぎは 224508年3月27日まで見るチャンスはないそうです。残念!!
そんな100年にいっぺんという位の金星ショーも金環日食も、ソメリエさんはどんぐもりや雨で殆ど駄目でした。天文少年約半世紀、よほど心がけが悪いのでしょう。 故郷以来の天文仲間の某遠藤湖舟氏(カメラマン)は
金星を追いかけて、東京からなんと名古屋まで行ってしまいました。 晴れ間を求めての逃避行、頭が下がります。

冒頭の写真は「あすか」からの拝借ですが、太陽の「炎」
や金星の大気が感じられてくらくらしますね。
なにより星というものが「丸い」ということに粛然たる思いです。

さてこのひと月の工房の成果の一部です。
薔薇の帯をデザインして織っているのですが、強烈なぼかしで
その秘めたる美しさを表わそうとして染めてみました。
こちらはディープブルーバージョン

そして金星の球体に触発されて?「手まり」をアレンジした帯ふたつ。
前柄です

前柄です。
おまけで「更紗」の帯



いよいよです。
6月末でこれまでのHPのURLは消えてなくなります。

アップルのiCloud開始に伴い、今までのウェブサイトを引っ越さざるを得なくなってしまいました。
すでに「ホームページ」というものを時代遅れとみなして、HP制作のためのiWebというオリジナルアプリも開発を中止してしまいました。
いつもながらまたまたやってくれましたな、と言う感じですが・・・・

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