イノシシの好きなもの、ベストスリーにはかならずやミミズと筍が入ると思います。孟宗竹が顔を出すシーズンを前にして、はるか地中深い赤ちゃんのうちにギャングはやってきて根こそぎ食べ尽くして行ってしまいます。
ブイブイ。ユンボでも通ったか、はたまたボスニアのNATOの爆撃跡と思う程のすごい穴が開きまくっています。怒り心頭のソメリエは一昨年、以下の写真の様な外側に「返し」が反った柵を溶接しまくって100メートル以上張り巡らせました。その名も猪首、と言われているとおり見上げる事が苦手なのです。で、此の柵は身に余る、と思ってくれるのです。でないと150センチは助走なしで飛び越えてしまいます。おかげでその内側の筍も農作物も無事です。しかしギャングが「本気」になったらどでかい地下通路を掘って侵入してくるでしょう。取りあえず今は少しだけあきらめさせているに過ぎません。その証拠に柵に近い筍は外側から手を出してかっさらって行きました。
そして辺り一面に嫌がらせのように「脱糞」しまくって。
まるでチンピラの出入りのよう。
さて今年もまた懲りずに畑を耕しました。六時間耕耘機をまわし続け総計100坪を超える畑をひっくり返しまして、手も体もがたがた。
暮れに植えて越冬したスナックエンドウが伸びだして。
こんな「春」をあと何回迎える事ができるだろうか。
今日、昨秋に知人の染色家が癌で世を去っていた事を偶然知り、六月並みの強烈な陽光の中、またまたT・S・エリオットの「荒地」という詩の一節、「四月は一番残酷な季節」を思い出した。
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