お月見を前にして不思議なお話をちょっと。
前回書いた「中学生のための哲学「超」入門」に登場した「ガウェインの結婚」というまことに狐につままれたようなお話が、金岡新さんという高校の先生が個人的にやっていられる「世界史講義録」という大変素晴らしいサイトの第一回目の授業に登場します。生徒達に自己紹介をかねてこの「アーサー王物語」の中のひとつのお話を話すのですが、これがすっとこちらの胸の中に落ちる話ではなく、なにか煙に巻かれた様な気持ちになるのです。
こんなお話が700年以上前に書かれていたなんて・・・。
「すべての女性がのぞむこと」
こんな謎解きのことなのですが、どうぞ頭の中がすっきりしなくても大丈夫、という方はおそるおそる覗いてみてくださいな。
あらゆる人が昔々から、「パートナーを選ぶ自由」「職業を選ぶ自由」をもっとも切望してきたとされてました。そして気がつけばいつの間にやら
それは何となく叶ってしまったかのようですが、しかし人間は欲張り、もっともっとの思いが心の病を生み出し続けているかもしれません。
「何のために勉強するの?」
「人生を選択する上でより自由である為に」
此の年になって「何のために勉強するか」って聞かれたらもちろん「勉強自体がたのしいから」ですが、それにしても「自由」に勉強できるありがたさ
は何物にも代え難いものの、こんなに「進歩」したはずの文明社会がこんなにも息苦しいのは何なのでしょうね。
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