2017年7月2日日曜日

象のタイク

 梅雨空の合間に少しだけ夕焼けが。

下は先月と同じアングル。 栗の木が順調に葉っぱを増やしてます。
毎週のように山籠りをして「染め」に勤しんでますが、湿度が高くて苦労します。
山から降りてくると、浮世の騒音、臭い、色の氾濫に辟易します。
日本の各地が落ち着いて大人びた生活の環境になるまでには、あと何百年か必要かもしれませんね、些か大げさな話ですが。

恐ろしい映像と話に出会ってしまった。
ネットはこういうことがあるから。
今の子供たちは様々な「ショック」に耐えていかなければならないのだと、今更ながら気の毒に思う。
「ソメリエ」も小学校、中学と色々な衝撃に出会って来たが、今どきはそんな程度ではない。大人でも耐えられそうもないことが溢れている。
ペットショップのことや、毛皮のことなんて少し想像力を巡らせばわかりそうなものを、今まであまり考えもしなかった自らの不明を恥じます。

子供の頃、サーカスとか縁日の見世物小屋とかが嫌いでした。というより怖くて仕方なかった。 還暦過ぎて初めて知りました。
サーカスの動物たちは、水族館のアシカやイルカと違って、恐怖支配で「芸」をさせられているのだと。
どうしても違和感が拭えなかったのはそういう所以だったからなのかと、今思うのですが、心痛みます。




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2017年5月18日木曜日

東京キモノショー 終了




 ありがとうございました。
工房を九日間空けたので、こなさなければいけないことが押し寄せて来て居て。

取り敢えず、心よりの御礼を申し上げます。


山籠りも繰り返さねば。
天候の不順が辛い。







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2017年3月27日月曜日

東京キモノショー

 花想容の中野光太郎さん、2年の眠りから覚めていよいよ三井ホールでのイベントに突入します。当シルクギャラリーも「ディープブルー」の瀑布を創出すべく制作に邁進しております。
100センチ以上の幅のシルク生地を6メートルの長さに使って10テーマを展開します。

上は東京都の西のはずれ、西多摩郡檜原村にあるシルクギャラリー西多摩工房での
「滝暈し」染めの光景です。
近年、猿とイノシシが激増し、特に猿軍団はソメリエが作業していても、周囲を我が物顔で飛び回っています。雨樋をおもちゃ代わりにして壊したり、野菜を引っこ抜いて荒らし回るので、今に見ていなさい、お灸をすえなくてはと思ってます。
 最大135センチ幅の生地ですので、道具や、「蒸し」「水洗い」と言った染めの仕組みを改良しなくてはいけません。
色々な課題が山積みですが、一つ一つクリアして進んでいます。何せ全て自前でやらなくてはなりませぬ故。

東京キモノショー、逐次ご案内していきます。
フェイスブックページもあります。
https://m.facebook.com/tokyokimonoshow/







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2017年2月15日水曜日

辻ヶ花

 日が長くなってきてますね。日差しも心持ち温かみが感じられて。
久々に最近のコーディネイトや嫁いでいった取り合わせを紹介させていただきます。
まずは辻ヶ花訪問着と飛び柄辻ヶ花の付け下げ。
帯は「彩色袋帯」と名付けた全通の染め袋帯です。

 こちらは辻ヶ花の小紋柄を織りだした生地を作り、ディープブルー暈しでまとめてみました。
新作の「波動」というタイトルのゆらぎを表現したぼかしの小紋。
 音楽テーマの小紋と絞りで辻ヶ花調「蝶」をターメリック(鬱金)色の地色に舞わせたコーディネイトコーディネイト。
 彩色袋帯の真骨頂。
淡い彩色を楽しんでいただきたく思います。

当工房では強いコントラストの色使いとともに、本当に消え入るような取り合わせの微妙な彩色の作品を提案しています。
例えばこんな動画をご覧いただけますか。ちょっと長いですが、後半の何十色かの識別を試していただくと色の面白さを感じることができると思います。

選ばれた、感覚の鋭いおしゃれな方にこそ、「違い」というものをご理解いただきたく思うのです。

さらに「色弱」と言われる、男性では20人に一人くらいに現れる現象がありますが、
その方達に見え方の補正を提供するこんなアプリや眼鏡があり、健常者と言われる人々もその世界を体験することで、理解を深めたりもできるという素晴らしい発明です。

デザインに携わる人間はこういうアプリで、例えば道路標識などの(健常者ではわからないような)危険性の修正ができるといいます。

ソメリエの製作の「秘密」めいたことを告白しますと、昔からこのような限定された見え方による世界観をヒントに、配色の組み立てをすることがありました。
限定されたゾーンの禁欲的な配色に衝撃を受けたわけです。
(もしこのことを「色弱」の方達への配慮を欠いた事と受け取られる方がいらしたら残念ですが、一応安易な気持ちではないことを弁明しておきます。)


さてお知らせです。
2015年5月、日本橋三井ホールにて行われた「わーと日本橋」イベント。
今年2年ぶりに4月29日から5月7日までの九日間、パワーアップした形で行われるのですが、シルクギャラリーも参加いたします。お楽しみに。
詳細、決まり次第お知らせいたします。

では、ごきげんよう。


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2017年1月5日木曜日


新年おめでとうございます。

昨年33年間続けた「年賀状」を打ち止めとさせていただきましたので、この場をお借りして、誠に失礼ながら、ご挨拶とさせていただきます。

今年は数年がかりで組み立ててきたオリジナル「広幅」生地がいよいよ織り上がる見込みですので、新たな展開が期待できそうです。

ということで、染色に携わって38年目、この年末年始は念願の本格的な「蒸し」定着装置を作ることと、ネクストの染めに邁進いたしました。

10日以上に渡り快晴であまり寒くない日々が続き、快適な作業でした。

ヤフオクで7000円で仕入れていた5升炊きの業務用炊飯器をボイラー代わりに、広い生地を蒸して染料定着できるような仕組みを画策したのでした。
24ミリ厚の合板四枚で、まるで温泉付きの犬小屋のように。
廃屋の濃い地の染め場が作業場と化しました。





 こんな感じで、中に入れる木枠に生地をぶら下げるような形で、高圧にした蒸気を充満させて、染料を生地の繊維に定着させるわけです。


さて年末には6組ほどのさまざまな方達と「会談」し「次」を模索しました。

久しぶりに行った東京日本橋の居酒屋では以下のような、大ジョッキ一杯付きバリューセットとかが1080円となっていて、世間知らずのソメリエさんはひっくり返ってしまいました。

これではキモノ・オビは激安でないと売れないわけだね。

クリスマス深夜には燃料補給中のサンタさんを見かけました。



ではまた。
ごきげんよう。

みなさま、よい一年でありますよう。



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2016年12月3日土曜日


本当に全く曇りの時間がないという「ピーカン」の日がついに一度もないこの春夏秋でした。
常に雨のことを心配しなければいけないという、「滝ぼかし」を外で染め作業する身としてはなんとも辛いシーズン。

この右手の細長い全長14メートルの染め場は雨の心配はないのですが、ここで「薄い」色の反物を染めています。
今回作業していると屋根上が何ともドカドカとうるさい。
鳥にしては大きすぎる音なので、外に出てみると何と、猿どもが踊り狂っているかのように無法地帯になっているではありませんか。
以前からこの屋根をトイレがわりに使って、証拠を点々と残してくれていたのですが、現場に遭遇したのは初めて。

本日は今年としてはよく晴れた日だったので奴らも気分良く出てきたのでしょう。
しかしせっかく作っている野菜をおもちゃにして痛めつけるので、シャレにならない怒りが。
ごらんの鉄柵は外側斜めに張り出したように作った「猪」対策のものですが、猿にはこれは通用いたしません。

「ブラブラ柵」を作らなくてはいけません、100メートルにわたって。しかし今のソメリエにはそんな時間がなくて・・・・。

画面中央が今まさに逃走せんと、柵を乗り越える犯人です。
アップ画像が下です。


さて、新柄の辻ヶ花の帯です。この組み合わせでお求めいただきました。





全く同じものは二つと作らないようにしている当工房です
が、「ディープブルー」シリーズの振袖はおかげさまで大変好評で、様々なマイナーチェンジに挑戦して、いろいろなディープブルーファミリーを生み出しています。
今回の新作の辻ヶ花バージョンのこの振袖も、先日無事嫁いで行ってくれました。
新作のクリムトの織り帯とのセットで。



慌ただしい年の瀬、どうぞお体大切に。
ごきげんよう。


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2016年10月19日水曜日

イゾラド

 ここ何日か9月のような陽気が続いて暑いくらいです。
でも山の工房はすっかり秋、夜は寒いくらい。
今年はついに夏以降、唯の一度も絶好調のお天気加減になったことがありませんでした。
染め屋殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の三日も続けばよし。
ホントにうんざり。 
要は「湿度」の問題なのですが、これが染め上がりにすごく影響してしまうのです。
今頃になっていい具合になったって遅いわい。

人間の都合に良い按配になんて、なかなかなるものでなし。
何年やってもため息のでること多し。
アンコントロール。
とても不惑だとか悟りだとかにはたどり着けるものではありませぬ。
よくTVの手仕事モノとかで「なんとかを知り尽くした達人」だの「鉄人だの」とナレーションされますが、もういい加減にああいうのやめませんかね。
おバカの極み。
 三日月が可愛く光っています。
杉林の中に屹立するというか、垂れ下がる我が「滝暈し」の13メートルの勇姿です。

 函館までのハヤブサ号に引きづられて、秋田へ。こまち号に初乗り。盛岡で離れ離れになり、鹿が出たり、信号待ちとかでとても長閑な新幹線。
連結部分はとてもスマートで、仲良しのフレンチキッスみたい。



「殺処分」間近なワンショットだそうな。

小生、トイプードルを五年前にペットショップで求めてしまったことが、自分の不明さの象徴のようで恥ずかしい。
中学生までに何頭か飼ってきたものの、ふるさとを離れてからは一度もそういう気にならず、もう悲しい思いをせずに済むしやれやれとやり過ごしてきたのに、引っかかってしまった。
「知らなかった」では済まされぬような、これも「知恵」の足りぬ生き方のひとつだと後悔。
諸外国では動物はペットショップで商品のようには流通させないことが趨勢だというのに。
ペットフェアとかで、バックヤードに一体どれくらいの「商品」が用意されて、苦痛に耐える生き物がいることか。

安易なブリードで、弱体化していく犬種もいくつもあるということ。

アマゾンの原住民の人たちも開発ですみかを追われ、「文明」との衝突に至り、小さく孤立していくうちに、遺伝子の多様性が薄れて例えば「イゾラド」と呼ばれる人たちは、皆同じような顔形になっていき、おそらく数年のうちに(数十年ではなく)絶滅していってしまうと言います。

小池東京都知事は「殺処分ゼロ」なんてことも公約に掲げてます。
いいも悪いも少しずつしか進まぬ日本の社会。
少しでも「まし」になっていくことを願いつつ、自分にできることは何なのか。
分からなくとも、少しだけはやってみたいと思います。

それにつけても、「犬」を食す文化の背後には鶏舎のようなものが存在してしまうこと。ひいては肉食文化への微妙な思いまでいってしまうあれこれ。
あちらの人々が、イルカやクジラを食すこちらへの嫌悪感を抱くこと。
60を超えても未だこれらのことを、例えば孫が聞いてきたとしても明確に答えられるかはこころもとなし。

物言えば唇寒し秋の風


明日からは信州に行きます。



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