2012年12月13日木曜日

辻が花コーディネイト 再び

大変な世相の中、今年も沢山の作品を送り出すことが出来ました。深く深く感謝致します。

大勢のお客様や作り手の方々と接して、改めてと申しますか、
今更という感でもありますが、日本という国はなんと豊かで底深い国であることか、という思いを感じました。

たしかに数々の「ほころび」は目につくものの、清潔さとか細やかさとか生活基盤の良さとか、世界の中から見た時の収入の多さとか、それこそ上を望めばきりがないものの、何を一体贅沢な高望みをして不平不満を言っているのだろうかとすら一瞬思ってしまう程の、「豊か」な国と思うのでした。
(統治者が聞いたらしめしめと思ってしまうような甘ちゃんの感想ではありますがね)
しかし人間は飽きやすく贅沢ですからもっともっとということに
なっていくのでしょう。
わたくしソメリエは弟子入り以来33年が経ち、独立してからも23年、浦島太郎のように染色の世界に時間の感覚もなく彷徨ってきました。 80代90代の先輩方々がいらっしゃいますから、まだまだ「若手」と言われてしまいます。
ガンジーさんの言葉ではないですが、
「永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きよ」
なんて頭のどこかに浮かべつつこれからもやっていきます。

浮世の選挙はもう間もなく。
前回、今回と経てそのうちもっともっと選べない構図になっていくでしょうが、長期的に見たら成熟したゆたかな大人の国になっていくのだと思います。と言いますかそうなってくれなくちゃ困ります。
「おっちょこちょい」な人たちが湧き出て、かまびすしいですが、ほんとに日本はゆたかな底力があることは間違いないので、
基本的な細部の舵取りはほどほどの線でやっていって欲しいものです。


思いがけず「能書き」たらたらになってしまいました。

またまた最近のコーディネイトからいくつかご紹介して、今年のつぶやきをお開きにしたいと思います。
 こちらの辻が花に「滝ぼかし」のコートをして合わせてみのが下の写真です。
 バラの着物のコーディネイトをふたつ。
帯は「月の満ち欠け」です。
こちらの帯は以下4つあるような「ブーケ」の柄です。





では皆様良いお年を。
来年は「サプライズ」の発表をいたしたいと思います。



こちら辻が花のブログ  

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