2018年8月15日水曜日

ディープブルー



この春、長年の課題であった「オリジナル広幅生地」による ドレスが形をとることができました。第一号のお客様に着用いただくことができて望外の喜びです。



 こちらは男性用のジャケットとシャツです。
 そして、夢を壊すようで恐縮ですが、檜原村の「山の工房」の雑然とした染めの作業光景です。美しいドレスも、なんとこのような戦場のような有様で生み出されているのでございます。限界集落に残された築110年の廃屋。取り敢えず壁をブチ抜き、 (反物の長さである)13メートルの空間を確保して、仮設的に作業しているのです。
当初、工房に隣接した染め場で薄い色も濃い色も(時間差はありますが)一緒に染めていましたが、他の色はともかく、このブルーだけは始末が悪くて、超微粒子なので染めてからひと月も空間を漂う、なんてことがしばしばあり、その後で染める薄い色の生地に悪影響を及ぼすのです。そのため緊急避難的に、敷地に残されていた廃屋を使いブルーだけここで染めているのです。これだけの空間を確保するのは容易なことではないので、なかなか恒久的なものを作るのをためらっているのですが、只今64歳、(サバ読みまくって)あと20年やるとして、さてどうしよう??      40代では2軒建てたけれど、今その気力がありますやら。
ホントは都内に体育館ほどの工房を持ちたいのですが、諸事情がそれを許しません。
さて、ソメリエはあの世に行く前に野望を叶えることができますでしょうか?




水洗いして外に干している状態。





「東京キモノショー」でお披露目したタペストリーや「染め額」の一部を各地の展示会場で展開させてもらってます。





「サマータイム」なんて言ってますが、バカですね。
大昔からソメリエは「政治生命」をかけて言い放ってますが、9月入学とサマータイムだけはやめといたほうがいい。ドイツでもフランスでも止めようとしている時になんてことを。

昔、スポック博士の子育て、とかで「合理的な」育児とかが言われましたが、その後の研究で、DNAの中で不安因子の強い日本人には、欧米流の個人主義は適さないというようなことがわかってきたと言います。不安だからこそ電車の時間、仕事の時間をはじめ規則を重んじ、正確であることでどうにかこうにかやっていってるのだと。
アナログの時計をいじればよかった時代ならともかく、現代社会のシステムと生身の人間のバラバラ感にこれ以上面倒を持ち込まないでくださいね。
温帯モンスーンのアジア人のメンタリティを考えて。

あと、消費税10パーセントへの道筋として、いきなりのアップは負担だから、毎年1パーセントアップで5年かけてと言った学者がいたけど、ねぇ。
役所から来年10月からの軽減税率がどうたらとかの分厚い書類が届いてました。





さて甲子園劇場はこちらでも。




ではまた。
ごきげんよう。



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こちら新人(と言っても4月で4年目に突入しますが)のつれづれのお話です。


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